「人材派遣と人材紹介って何が違うの?」
「派遣と人材紹介、どちらを利用すればいい?」
「派遣営業と人材紹介営業では、仕事内容がどう変わる?」
人材業界に詳しくないと、この2つの違いは分かりにくいですよね。
私は人材派遣営業として8年間、企業への人材提案、派遣スタッフの就業支援、企業との調整などに携わってきました。
その経験から感じるのは、人材派遣と人材紹介は「人と企業をつなぐ」という点では似ていますが、雇用の仕組みと営業の仕事は大きく違うということです。
この記事では、人材派遣と人材紹介の違いを、雇用主・給与・働き方・仕事内容・メリット・デメリットまで比較します。
さらに、派遣営業から人材紹介営業への転職を考えている方に向けて、何が変わるのか、これまでの経験をどう活かせるのかも、営業経験8年の実体験をもとに解説します。
人材業界への転職を考えている方は、HR CAREER AGENTで無料相談してみる
- この記事で分かること
- 人材派遣と人材紹介の違いをまず比較
- 人材派遣とは?
- 人材派遣営業は何をする?
- 人材紹介とは?
- 人材派遣と人材紹介の一番大きな違いは「雇用主」
- 給与を支払う会社も違う
- 派遣営業と人材紹介営業は仕事内容も違う
- 営業経験8年で感じた、派遣営業と人材紹介営業の本当の違い
- 人材派遣のメリット・デメリット
- 人材紹介のメリット・デメリット
- 人材派遣と人材紹介、どちらが向いている?
- 派遣営業から人材紹介営業へ転職すると何が変わる?
- 派遣営業経験を人材紹介営業でどう活かす?
- 派遣営業から人材紹介営業に転職するなら、経験をそのまま話すだけでは足りない
- まとめ|人材派遣と人材紹介は「人と企業をつなぐ仕組み」が違う
- よくある質問
- あわせて読みたい
- 次のキャリアを考えている方へ
この記事で分かること
- 人材派遣と人材紹介の基本的な違い
- 誰が雇用主になるのか
- 給与はどこから支払われるのか
- 派遣営業と人材紹介営業の仕事内容の違い
- 派遣と人材紹介のメリット・デメリット
- それぞれが向いている人
- 派遣営業から人材紹介営業へ転職すると何が変わるのか

人材派遣と人材紹介の違いをまず比較
最初に結論からいうと、最も大きな違いは「最終的に誰と雇用契約を結ぶのか」です。
| 比較項目 | 人材派遣 | 人材紹介 |
|---|---|---|
| 雇用主 | 派遣会社 | 採用企業 |
| 働く場所 | 派遣先企業 | 採用企業 |
| 給与を支払う会社 | 派遣会社 | 採用企業 |
| 雇用契約 | 派遣会社と結ぶ | 採用企業と結ぶ |
| 人材会社の役割 | 人材を企業へ派遣 | 企業と求職者を仲介 |
| 就業後の支援 | 継続的なフォローがある | 入社までの支援が中心 |
大きく整理すると、
人材派遣=派遣会社と雇用契約を結び、派遣先企業で働く
人材紹介=採用企業と直接雇用契約を結ぶための転職・採用を支援する
という違いです。
人材派遣とは?
人材派遣とは、派遣会社と雇用契約を結んだスタッフが、派遣先企業で働く仕組みです。
基本的な流れは次のようになります。
- スタッフが派遣会社に登録する
- 派遣会社とスタッフが雇用契約を結ぶ
- 派遣会社がスタッフを企業へ派遣する
- スタッフは派遣先企業で働く
ここで覚えておきたいのは、「働く会社」と「雇用主」が違うことです。
派遣先企業で仕事をしますが、雇用主は派遣会社です。
人材派遣営業は何をする?
派遣営業は、企業側とスタッフ側の両方に関わります。
企業側への対応
- 求人・人材ニーズの確認
- 新規案件の獲得
- スタッフの提案
- 職場見学の調整
- 契約管理
- 契約更新の確認
- 企業とのトラブル対応
スタッフ側への対応
- 求人紹介
- 就業条件の確認
- 職場見学のフォロー
- 就業開始時のサポート
- 就業後のフォロー
- 契約更新の確認
- 職場での相談対応
私自身、派遣営業を8年間経験してきましたが、派遣営業の大きな特徴は、就業前だけでなく、就業後も企業とスタッフの双方を支援することです。
派遣営業の仕事内容を詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。
人材派遣営業の仕事内容とは?企業営業・スタッフ対応・事務まで営業経験8年が解説
人材紹介とは?
人材紹介とは、転職したい求職者と、採用したい企業をつなぐサービスです。
基本的な流れは、
- 求職者が人材紹介会社に登録する
- 担当者が経験や希望条件を確認する
- 求人を紹介する
- 企業へ推薦する
- 企業の選考を受ける
- 内定
- 企業と求職者が直接雇用契約を結ぶ
という形です。
人材紹介会社は企業と求職者の間に入り、採用・転職活動を支援します。
つまり、最終的には採用企業と求職者が直接雇用関係を結ぶことが大きな特徴です。
人材派遣と人材紹介の一番大きな違いは「雇用主」

人材派遣
雇用主=派遣会社
派遣先企業で働きますが、雇用契約は派遣会社と結びます。
人材紹介
雇用主=採用企業
人材紹介会社は企業と求職者をつなぐ役割を担い、入社後は採用企業と直接雇用関係を結びます。
まずは、
派遣会社が雇用するのか、採用企業が雇用するのか
を覚えておくと、両者の違いが理解しやすくなります。
給与を支払う会社も違う
雇用主が違うため、給与を支払う会社も異なります。
人材派遣
派遣会社 → 派遣スタッフ
派遣会社が雇用主なので、給与も基本的に派遣会社から支払われます。
人材紹介
採用企業 → 採用された人
採用企業と直接雇用されるため、給与は採用企業から支払われます。
派遣営業と人材紹介営業は仕事内容も違う

同じ「人材営業」でも、営業の動き方はかなり違います。
派遣営業の場合
派遣営業は、企業とスタッフの双方を継続的に管理する仕事です。
企業から求人を獲得し、条件に合うスタッフを探して提案します。
さらに、職場見学、就業開始、就業後のフォロー、契約更新、トラブル対応など、長期的に企業とスタッフを支援します。
つまり、
「この求人に、このスタッフが合うか?」
という視点が非常に重要です。
人材紹介営業の場合
人材紹介営業は、企業と求職者のマッチングに加えて、求職者の転職やキャリアを考えた支援が重要になります。
主な業務には、
- 求人企業の開拓
- 採用課題のヒアリング
- 求人内容の確認
- 求職者との面談
- 求人紹介
- 企業への推薦
- 面接調整
- 面接対策
- 選考フォロー
- 内定条件の調整
- 入社までのフォロー
などがあります。
人材紹介では、
「この人はなぜ転職するのか?」
「今後どうなりたいのか?」
「この企業への転職がキャリアにつながるのか?」
といった視点がより重要になります。
営業経験8年で感じた、派遣営業と人材紹介営業の本当の違い
私が派遣営業を8年間経験してきて、特に違いを感じるのは、「就業につなげる視点」と「その人のキャリアを考える視点」の違いです。
派遣営業では、企業が求める条件とスタッフの経験・希望を照らし合わせ、仕事とのマッチングを考える場面が多くあります。
一方、人材紹介営業では、それに加えて、求職者が「なぜ転職したいのか」「次にどんなキャリアを目指したいのか」まで深く考える必要があります。
もちろん、実際の仕事は会社や営業スタイルによって異なります。
ただ、私自身はここが大きな違いだと感じています。
人材派遣のメリット・デメリット
人材派遣のメリット
- 希望条件に合った仕事を探せる場合がある
- 派遣会社のサポートを受けられる
- さまざまな企業や仕事を経験できる
職場見学、就業開始、契約更新、職場での悩みなどを派遣会社に相談できることも、人材派遣の特徴です。
人材派遣のデメリット
- 契約期間がある
- 契約更新されない可能性がある
- 派遣先企業の状況によって就業環境が変わる場合がある
- 希望する仕事が必ず見つかるとは限らない
人材紹介のメリット・デメリット
人材紹介のメリット
- 正社員など直接雇用を目指しやすい
- キャリアについて相談できる
- 企業とのやり取りをサポートしてもらえる場合がある
特に「長期的なキャリアを考えて転職したい」という人にとって、人材紹介は選択肢の一つになります。
人材紹介のデメリット
- 希望する求人を必ず紹介してもらえるとは限らない
- 企業の選考を通過する必要がある
- 希望条件によっては求人の選択肢が少なくなる場合がある
- 転職活動そのものに時間や労力が必要
人材派遣と人材紹介、どちらが向いている?
人材派遣が向いている人
- 働く時間や条件を柔軟に選びたい人
- さまざまな企業を経験したい人
- 派遣会社のサポートを受けながら働きたい人
- 希望条件に合う仕事を探したい人
人材紹介が向いている人
- 正社員など直接雇用を目指したい人
- キャリアアップを目指したい人
- 長期的なキャリアを考えて転職したい人
- 転職活動をサポートしてほしい人
ただし、これはあくまで一般的な傾向です。
実際には、求人内容や雇用条件を確認したうえで、自分に合うサービスを選ぶことが重要です。
派遣営業から人材紹介営業へ転職すると何が変わる?
派遣営業と人材紹介営業には、共通して活かせるスキルがあります。
- 法人営業
- 求人ニーズのヒアリング
- 人材提案
- マッチング
- 顧客との関係構築
- KPI管理
- 数字管理
- 調整力
- 問題解決力
私自身、派遣営業を8年間経験してきたからこそ、これまでの経験を活かして人材紹介営業へ広げられる部分は多いと考えています。
一方で、人材紹介営業では新しく身につけたいスキルもあります。
- キャリア面談
- 転職理由の深掘り
- キャリアを踏まえた求人提案
- 面接対策
- 年収交渉
- キャリア設計
- 採用市場の理解
特に重要なのは、「求人に人を当てはめる」のではなく、「その人が次のキャリアで何を実現したいのか」を考えることです。
派遣営業経験を人材紹介営業でどう活かす?
企業との折衝経験
派遣営業では、企業に対して「どんな人材が欲しいのか」「どんな業務を任せたいのか」を確認します。
この企業折衝の経験は、人材紹介営業でも活かせます。
マッチング経験
企業の求める条件と、人材の経験・スキルを照らし合わせる経験も共通しています。
派遣営業で培った「企業側の視点」と「人材側の視点」の両方を持てることは、人材紹介営業でも強みになります。
KPI・数字管理
人材営業では数字管理も重要です。
派遣営業で、
- アクション数
- 商談数
- 求人数
- 人材提案数
- 決定数
- 売上
などを管理してきた経験は、人材紹介営業でも活かせます。
トラブル対応・調整力
人材業界では、企業側と人材側の双方からさまざまな相談が入ります。
派遣営業で培った調整力や問題解決力は、人材紹介営業でも役立ちます。
派遣営業から人材紹介営業に転職するなら、経験をそのまま話すだけでは足りない
派遣営業から人材紹介営業へ転職する場合、重要なのは「派遣営業で何を経験したか」だけではなく、「その経験を人材紹介でどう活かすのか」まで説明することです。
例えば、
「派遣営業として企業とスタッフの調整をしてきました」
だけではなく、
「企業と人材双方の希望を整理してマッチングしてきた経験を活かし、今後は求職者のキャリアまで考えた提案に挑戦したい」
というように、これまでの経験と今後やりたいことをつなげると、転職理由として伝わりやすくなります。
まとめ|人材派遣と人材紹介は「人と企業をつなぐ仕組み」が違う
人材派遣と人材紹介は、どちらも人と企業をつなぐサービスです。
しかし、大きな違いがあります。
人材派遣
派遣会社と雇用契約
↓
派遣先企業で働く
人材紹介
企業と求職者をマッチング
↓
採用企業と直接雇用契約
そして営業の視点では、
派遣営業=企業とスタッフを継続的に支援する
人材紹介営業=企業の採用と求職者の転職・キャリアを支援する
という違いがあります。
私は派遣営業を8年間経験してきましたが、法人営業、人材提案、マッチング、KPI管理、企業との調整などは、人材紹介営業でも活かせる経験だと感じています。
一方で、人材紹介営業では、求職者のキャリアや転職理由まで深く考える力がより重要になります。
派遣と人材紹介の違いを理解したうえで、自分がどの働き方・キャリアを選びたいのかを考えてみてください。
ワンキャリア転職|企業の年収・クチコミ・選考対策等の転職情報が満載
よくある質問
人材派遣と人材紹介はどちらがいいですか?
どちらが合うかは、目的によって変わります。
柔軟な働き方やさまざまな企業での経験を重視するなら派遣、直接雇用や長期的なキャリアを重視するなら人材紹介が選択肢になります。
人材派遣会社と人材紹介会社は同じ会社でもできますか?
できます。
同じ人材サービス会社が、派遣事業と人材紹介事業の両方を行っているケースもあります。
派遣営業から人材紹介営業への転職はできますか?
可能です。
法人営業、人材提案、マッチング、KPI管理、調整力など、派遣営業で培った経験を活かせる部分があります。
ただし、人材紹介ではキャリア面談や転職支援など、派遣営業とは異なるスキルも必要になります。
人材紹介会社を利用すると求職者に料金がかかりますか?
一般的な人材紹介サービスでは、求人企業側が紹介会社へ手数料を支払う仕組みが基本です。
ただし、サービスや職種などによって異なる場合があるため、利用するサービスの条件を確認しましょう。
あわせて読みたい
次のキャリアを考えている方へ
実際に働く人の声を参考に、気になる企業や転職先をチェックしてみましょう!

コメント