「派遣の時給を上げたいけど、いつ相談すればいい?」
「契約更新のタイミングで交渉すればいい?」
「職場見学が終わってからでも間に合う?」
このように、派遣の時給アップを希望していても、いつ・誰に・どう伝えればいいのか分からないという方は多いと思います。
結論からいうと、派遣の時給交渉はタイミングと根拠が重要です。
特に派遣営業側から見ると、これから企業へスタッフを推薦する職場見学前や、現在就業中であれば契約更新の1〜2か月前など、条件が固まる前に相談してもらえると動きやすくなります。
私は派遣営業として8年間、多くの派遣スタッフの時給交渉や契約条件の調整に携わってきました。
その経験からすると、「時給を上げてほしい」と希望金額だけを伝えるより、なぜ時給を見直す必要があるのかを具体的に伝えることが大切です。
この記事では、派遣営業経験8年の視点から、時給交渉のタイミング、営業が交渉しやすい材料、時給が上がりやすい人の特徴、具体的な伝え方、やってはいけないことまで解説します。
- この記事でわかること
- 派遣の時給交渉はできる?
- 派遣の時給交渉で一番おすすめのタイミングは「職場見学前」
- 現在働いているなら契約更新の1〜2か月前もおすすめ
- 月末は時給交渉しやすい?
- 職場見学後の時給交渉が難しくなりやすい理由
- 時給交渉は「タイミング」だけでなく「根拠」が重要
- 派遣営業が時給交渉するときに確認しているポイント
- 時給が上がりやすい人の特徴7選
- 時給が上がりにくい人の特徴
- 営業が企業へ説明しやすい時給交渉の材料
- 「なんとなく時給を上げてほしい」では交渉しにくい
- 派遣先企業が時給アップを断ることもある
- 派遣会社が利益を調整して時給を上げるケースもある
- 派遣の時給はどれくらい上がる?
- 時給交渉するときの伝え方
- メールで時給交渉するときの例文
- 時給交渉をする前に準備しておきたい3つのこと
- 時給交渉でやってはいけないこと7選
- 他社のほうが時給が高い場合はどうする?
- 時給交渉を断られたらどうする?
- 2か月前を過ぎていたら、もう交渉できない?
- 「時給を上げたい」と思ったら、営業に伝えたほうがいい
- 派遣営業8年の私が実際に時給交渉するときに考えていたこと
- 時給交渉で重要なのは「タイミング+根拠」
- 派遣の時給交渉チェックリスト
- まとめ|派遣の時給交渉は「早めの相談」がポイント
- よくある質問|派遣の時給交渉
- あわせて読みたい
- 派遣で仕事を探している方へ
この記事でわかること
- 派遣の時給交渉はいつするべきなのか
- 職場見学前に交渉しやすい理由
- 契約更新の1〜2か月前がおすすめな理由
- 派遣営業が企業へ交渉するときに見るポイント
- 時給が上がりやすい人・上がりにくい人の違い
- 時給交渉で使いやすい具体的な材料
- 担当営業への伝え方・メール例文
- 時給交渉でやってはいけないこと
- 交渉しても時給が上がらなかった場合の対応
派遣の時給交渉はできる?
はい。派遣の時給交渉は可能です。
ただし、交渉すれば必ず時給が上がるわけではありません。
派遣スタッフが担当営業へ時給アップを相談すると、営業は仕事内容や勤務状況、企業からの評価などを確認したうえで、派遣先企業へ条件変更を相談します。
企業側の予算や契約条件なども関係するため、スタッフ本人が頑張っているから必ず時給が上がるとは限りません。
また、派遣先企業から派遣会社へ支払われる金額を変更せず、派遣会社側が利益率を調整してスタッフの時給を上げるケースもあります。
私自身も、通常より利益率を下げて契約した経験があります。
ただし、これはすべての案件でできるわけではなく、派遣会社の利益状況や案件条件などによって判断は異なります。
派遣の時給交渉で一番おすすめのタイミングは「職場見学前」

これから派遣の仕事に就く場合、営業側が比較的動きやすいのが職場見学前です。
職場見学前であれば、派遣営業が企業へ候補者を推薦する段階で、スタッフの希望条件について相談する余地があります。
例えば、営業から企業へ次のように伝えることがあります。
「このスタッフは○○円を希望しています」
「これまでの経験を考えると○○円でお願いできないでしょうか」
「他社の同条件求人では○○円程度の条件が出ています」
つまり、まだ企業との条件が完全に固まっていない段階で希望時給を伝えておくことで、営業も交渉の選択肢を持ちやすくなります。
職場見学前に交渉するメリット
- 企業への推薦時に希望条件を伝えられる
- 企業側も条件を確認したうえで話を進められる
- 後から突然条件変更を申し出るより話を進めやすい
- 営業側も企業へ説明する時間を確保しやすい
これから派遣の仕事を探していて希望時給があるなら、職場見学が終わってから相談するのではなく、できるだけ早い段階で担当営業へ伝えることをおすすめします。
現在働いているなら契約更新の1〜2か月前もおすすめ
すでに派遣先で働いている場合は、契約更新のタイミングを見据えて早めに相談しましょう。
一つの目安になるのが、契約終了日の1〜2か月前です。
特に2か月前であれば、営業側も仕事内容や実績を整理し、企業へ条件を相談する時間を確保しやすくなります。
例えば、次のように伝えてみてください。
「次回の契約更新にあたり、これまでの業務内容や成果を踏まえて、時給について一度ご相談できないでしょうか?」
もちろん、「2か月前でなければ交渉できない」という意味ではありません。
派遣会社や派遣先企業によって契約更新の進め方は異なるため、重要なのは次回契約の条件が固まる前に相談することです。
契約更新2か月前
おすすめのタイミングです。
企業との更新条件が固まる前に相談できれば、これまでの仕事内容や実績を整理して営業が企業へ交渉する準備ができます。
契約更新1か月前
まだ交渉できる可能性はあります。
ただし、企業によってはこの時点ですでに次回契約の方向性や条件が決まっている場合があります。
そのため、2か月前よりも営業側が調整できる時間は限られやすくなります。
契約更新2週間前
相談すること自体はできます。
ただし、契約更新がかなり具体化している場合、営業が企業と条件を調整する時間が少なくなります。
時給アップを考えているなら、直前まで待つより早めに相談するほうがいいでしょう。
契約更新直前
最も避けたいのが、契約更新の直前になって突然時給アップを要求することです。
営業側が企業へ説明したり、条件を調整したりする時間が足りなくなる可能性があります。
「更新直前まで待つ」のではなく、希望があるなら早めに担当営業へ伝えておきましょう。
月末は時給交渉しやすい?
月末も、案件や営業担当によっては条件について相談しやすくなる場合があります。
派遣営業は月末に営業数字を追っていることが多く、就業決定や契約の成立を優先するケースがあるためです。
ただし、これはすべての派遣会社や営業担当に当てはまるわけではありません。
「月末だから必ず時給が上がる」と考えるのではなく、あくまで交渉材料の一つとして考えてください。
職場見学後の時給交渉が難しくなりやすい理由
職場見学後に時給交渉することもできます。
ただし、職場見学前と比べると難しくなりやすいと考えておきましょう。
理由は、職場見学まで進んだ段階では、企業と派遣会社の間で仕事内容や条件などがある程度固まっている可能性があるからです。
そこで突然、
「やっぱり時給を上げてください」
と伝えると、企業側から、
「最初に聞いていた条件と違う」
と思われる可能性があります。
そのため、希望時給がある場合は、職場見学前など、できるだけ早い段階で相談しておくことをおすすめします。
時給交渉は「タイミング」だけでなく「根拠」が重要

時給交渉では、いつ相談するかだけでなく、なぜ時給を上げる必要があるのかも重要です。
営業から企業へ、
「本人が時給を上げてほしいと言っています」
と伝えるだけでは、企業側も判断しにくいでしょう。
一方で、
「入社当初より担当業務が増えています」
「現在は新人教育も担当しています」
「以前より難しい業務を一人で対応できるようになりました」
「業務改善によって作業時間を短縮しました」
などの具体的な材料があれば、営業も企業へ説明しやすくなります。
つまり、時給交渉では「いくら上げてほしいか」だけではなく、「なぜ上げる価値があるのか」を伝えることが大切です。
派遣営業が時給交渉するときに確認しているポイント
スタッフから時給アップの相談を受けたからといって、営業がそのまま企業へ伝えるわけではありません。
私が派遣営業として時給交渉をするときには、まず現在の仕事内容や勤務状況を確認していました。
- 現在担当している業務
- 入社当初から増えた業務
- 仕事の難易度
- 責任範囲
- 新人教育やリーダー業務の有無
- 業務改善などの実績
- 企業からの評価
- 勤怠状況
- 今後も継続して働く意思があるか
そのうえで、企業側の予算や他の派遣スタッフとのバランスなども考えながら交渉します。
時給が上がりやすい人の特徴7選

1.勤怠が安定している
遅刻や欠勤が少なく、安定して勤務していることは企業からの信頼につながります。
時給アップを考えるうえでは、スキルだけでなく、安心して仕事を任せられるかどうかも重要です。
2.担当する業務が増えている
例えば、最初はデータ入力だけだったものが、現在は電話対応や資料作成まで担当しているケースです。
入社当初と比べて業務範囲が広がっていれば、営業から企業へ時給の見直しを相談しやすくなります。
3.責任のある仕事を任されている
新人教育やリーダー業務など、入社時にはなかった役割を任されるようになった場合も交渉材料になります。
4.業務改善などの実績がある
「頑張っています」だけではなく、具体的な成果があると営業も説明しやすくなります。
- 作業時間を短縮した
- 業務フローを改善した
- ミスを減らした
- 新人教育を担当した
- 一人で対応できる業務が増えた
5.企業から評価されている
派遣先企業から仕事ぶりを評価されている場合、時給交渉の材料になります。
特に、「今後も長く働いてほしい」「この人がいなくなると困る」と企業から思われている状態であれば、営業としても条件を相談する理由を作りやすくなります。
6.長期間、安定して勤務している
長く働いていることも一つの材料です。
ただし、「長く働いているだけで時給が上がる」というわけではありません。
重要なのは、その期間で仕事内容や役割がどう変化したのかです。
7.今後も継続して働く意思がある
企業側からすると、時給を上げたあとも長く安定して働いてもらえるかは重要です。
今後も現在の派遣先で働きたいという意思があるなら、担当営業へ伝えておきましょう。
時給が上がりにくい人の特徴
反対に、次のような場合は時給交渉が難しくなることがあります。
- 遅刻や欠勤が多い
- 業務上のトラブルやクレームが繰り返されている
- 仕事内容が長期間変わっていない
- 企業からの評価が低い
- 時給を上げたい理由を説明できない
- 「長く働いている」ことだけを理由にしている
- 今後も継続して働く意思が不明確
特に重要なのは、自分が頑張っているかだけではなく、企業側から見て今後も任せたい人材になっているかです。
営業が企業へ説明しやすい時給交渉の材料
営業が企業へ交渉するときに使いやすいのは、「以前と現在で何が変わったのか」が具体的に分かる材料です。
| 交渉材料 | 具体例 |
|---|---|
| 業務範囲 | 担当業務が増えた、電話対応・資料作成を担当するようになった |
| 責任 | リーダー業務、新人教育、判断を伴う仕事を任された |
| スキル | 新しいツールを使えるようになった、専門的な業務に対応できる |
| 改善 | 作業時間短縮、業務フロー改善、ミス削減 |
| 成果 | 具体的な数字や業務上の成果 |
| 評価 | 企業から高い評価を受けている |
| 勤務実績 | 長期間、安定して勤務している |
ポイントは、「頑張った」ではなく「何が変わったか・何を任されるようになったか」を伝えることです。
「なんとなく時給を上げてほしい」では交渉しにくい
派遣営業として交渉するときに難しいのが、具体的な理由がないケースです。
「なんとなく時給を上げてほしい」
これだけでは、営業が企業へ説明する材料が不足しています。
例えば、
- 経験が増えた
- 業務範囲が広がった
- 責任が大きくなった
- 市場相場より時給が低い
- 企業から高い評価を受けている
など、具体的な理由があれば営業側も交渉しやすくなります。
派遣先企業が時給アップを断ることもある
時給アップは、派遣スタッフ本人の評価だけで決まるわけではありません。
例えば、次のような事情があります。
- 企業側の予算がない
- 現在の時給が市場相場と比べて高い
- 仕事内容が変わっていない
- 派遣先からの評価が十分ではない
- 他の派遣スタッフとの公平性
- 就業期間が短い
- 勤怠面に課題がある
つまり、本人が頑張っているから必ず時給が上がるわけではありません。
本人の仕事ぶりに加えて、企業側の予算や契約条件なども含めて判断されます。
派遣会社が利益を調整して時給を上げるケースもある
「派遣先企業から派遣会社へ支払われる金額が上がらないと、スタッフの時給も絶対に上がらない」と思っている人もいるかもしれません。
しかし、実際には必ずしもそうとは限りません。
派遣会社が利益率を調整して、スタッフの時給を上げるケースもあります。
私自身も、通常より利益率を下げて契約した経験があります。
ただし、派遣会社の利益状況や案件条件によって判断は異なるため、すべての案件で対応できるわけではありません。
派遣の時給はどれくらい上がる?
「実際に時給交渉をしたら、いくらくらい上がるの?」と気になる方もいると思います。
私自身の派遣営業経験では、50〜100円程度アップするケースが比較的多くありました。
例えば時給1,500円の場合、
- 50円アップ → 時給1,550円
- 100円アップ → 時給1,600円
1日8時間、月20日働いた場合、単純計算では、
- 50円アップ → 月約8,000円増
- 100円アップ → 月約16,000円増
となります。
ただし、これは私自身の派遣営業経験上の目安です。
職種・地域・仕事内容・派遣先企業の予算・派遣会社との契約条件などによって、上がる金額は変わります。
時給交渉するときの伝え方

担当営業へ相談するときは、いきなり、
「時給を100円上げてください」
と希望金額だけを伝えるより、理由 → 希望 → 相談の順番で伝えることをおすすめします。
例えば、次のような伝え方です。
「入社当初はデータ入力が中心でしたが、現在は電話対応や資料作成も担当しています。また、新人教育も任せていただくようになりました。以前より業務範囲が広がっているので、次回契約更新時の時給について一度ご相談できないでしょうか?」
このように伝えれば、営業側も企業へ説明する材料を整理しやすくなります。
メールで時給交渉するときの例文
件名:契約更新・時給についてのご相談
○○様
いつもお世話になっております。
次回契約について、時給条件の件で一度ご相談させていただきたく、ご連絡しました。
現在は、入社当初の業務に加えて、○○や○○も担当しております。
また、○○の業務改善にも取り組み、○○という成果につなげることができました。
今後も長く勤務したいと考えておりますので、次回契約に向けて時給について派遣先企業へご相談いただくことは可能でしょうか。
お忙しいところ恐れ入りますが、ご確認いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
時給交渉をする前に準備しておきたい3つのこと
1.入社当初と現在の仕事内容を比較する
まず、入社したときと現在で仕事内容がどう変わったのかを書き出してみましょう。
2.任されるようになった仕事を整理する
新人教育、リーダー業務、顧客対応など、責任が増えていないか確認します。
3.具体的な成果を整理する
業務改善や作業時間の短縮など、具体的な成果があれば整理しておきましょう。
「頑張っています」ではなく、「以前より○○ができるようになった」と説明できる状態にしておくことがポイントです。
時給交渉でやってはいけないこと7選

1.入社直後にいきなり交渉する
入社してすぐに時給アップを求めるのは、基本的にはおすすめしません。
まだ実際の仕事ぶりや成果を企業側が十分に判断できていないからです。
まずは仕事を覚え、安定して勤務し、企業から信頼を得ることを優先しましょう。
2.根拠なく「時給を上げてください」と言う
「頑張っているので上げてください」だけでは、営業も企業へ説明しにくくなります。
仕事内容や責任、成果など、具体的な材料を伝えましょう。
3.営業を通さず派遣先企業へ直接交渉する
時給などの契約条件については、基本的に派遣会社の営業を通して相談しましょう。
派遣先企業で評価されたことや、任される仕事が増えたことがあるなら、それを担当営業へ伝えるのがおすすめです。
4.他社の時給だけを理由にする
他社の求人を比較材料として伝えること自体はできます。
ただし、
「他社のほうが高いから上げてください」
だけでは交渉材料として弱くなる場合があります。
比較するなら、仕事内容や勤務条件が近い求人を確認しましょう。
5.自分の実績を営業へ伝えていない
営業は、派遣スタッフがどんな仕事をして、どんな成果を出しているのかをすべて把握しているとは限りません。
担当業務が増えた、教育を任された、業務改善を行ったなどの変化は、自分から営業へ伝えておきましょう。
営業が知らない実績は、企業への交渉材料として使えません。
6.契約更新直前になって突然相談する
契約更新直前になると、営業側が企業と条件を調整する時間が限られてしまいます。
時給アップを希望しているなら、できるだけ早く相談しましょう。
7.感情的に交渉する
「こんなに働いているのに、なぜ上がらないんですか?」というように感情を中心に伝えるより、仕事内容や実績を具体的に説明するほうが営業も企業へ話しやすくなります。
他社のほうが時給が高い場合はどうする?
他社の求人を比較材料として伝えることはできます。
ただし、仕事内容や勤務条件が違う求人を単純に比較するのは避けましょう。
例えば、
「同じような仕事内容で、他社では時給1,800円の求人がありました」
というように、できるだけ仕事内容や経験条件が近い求人を比較することが重要です。
また、他社への応募を検討していることを交渉材料にする場合も、実際に検討している場合に正直に相談する程度にしましょう。
存在しない他社オファーなどを持ち出すのはおすすめしません。
時給交渉を断られたらどうする?
時給アップを相談しても、今回は上がらないケースがあります。
その場合は、すぐに「自分の評価が低い」と考える必要はありません。
企業側の予算や契約条件など、本人の仕事ぶりとは別の事情がある場合もあるからです。
担当営業へ、次のように確認してみましょう。
「今回は難しかった理由は何でしょうか?」
「今後、時給を見直していただける可能性はありますか?」
「どのような実績があれば、もう一度相談できますか?」
例えば、次回更新までに、
- 担当する業務を増やす
- 新人教育など新しい役割を担当する
- 業務改善の実績を作る
- 企業から評価される仕事を増やす
といった目標が明確になれば、次回の時給交渉につなげやすくなります。
2か月前を過ぎていたら、もう交渉できない?
いいえ。必ずしもそうではありません。
契約終了日の2か月前を過ぎていても、まずは担当営業へ相談してみましょう。
「次回更新について相談したいのですが、時給についても一度ご相談できますか?」
と伝えるだけでも構いません。
派遣会社や派遣先企業によって更新の進め方は異なるため、2か月前を過ぎたからといって交渉できないわけではありません。
大切なのは、これ以上待たずに希望を伝えることです。
「時給を上げたい」と思ったら、営業に伝えたほうがいい
派遣会社側から「時給を上げませんか?」と提案されるケースもあります。
ただし、時給アップを希望しているなら、スタッフ側から担当営業へ相談することも大切です。
営業が派遣スタッフの希望を知らなければ、企業へ交渉するきっかけを作れないこともあります。
特に、
- 担当業務が増えた
- 責任のある仕事を任されるようになった
- 新人教育を担当している
- 業務改善の成果がある
- 企業から評価されている
という変化があるなら、積極的に営業へ伝えましょう。
派遣営業8年の私が実際に時給交渉するときに考えていたこと
私が派遣営業として時給交渉をするとき、単純に「本人が上げてほしいと言っているから」という理由だけで企業へ交渉することはありませんでした。
まず確認するのは、「今の時給から上げる理由を企業へ説明できるか」です。
例えば、
「○○さんですが、入社当初より業務範囲が広がっています。」
「現在は後輩の教育まで担当しています。」
「企業からも仕事ぶりを評価されています。」
「今後も継続して勤務する意思があります。」
このような情報があれば、企業側にも時給を見直す理由を説明しやすくなります。
一方で、
「本人が時給を上げてほしいと言っています」
だけでは、企業側も判断しにくいでしょう。
だからこそ、時給交渉ではスタッフ自身が実績や仕事内容の変化を営業へ伝えておくことが重要です。
時給交渉で重要なのは「タイミング+根拠」
ここまでの内容をまとめると、派遣の時給交渉で重要なのは、単純に「いつ言うか」だけではありません。
「いつ言うか」+「なぜ上げてほしいのか」
この2つが重要です。
例えば、
| タイミング | 交渉材料 |
|---|---|
| 職場見学前 | 経験・スキル、希望時給、他社の同条件求人など |
| 契約更新2か月前 | 業務範囲の変化、実績、企業からの評価など |
| 契約更新1か月前 | 仕事内容、責任、成果など |
| 月末 | 案件や営業担当によっては条件調整の材料になる場合がある |
特に、
「契約更新のタイミングで、担当業務が増えたため時給を見直してほしい」
というように、タイミングと具体的な理由をセットで伝えると、営業側も企業へ説明しやすくなります。
派遣の時給交渉チェックリスト
担当営業へ相談する前に、次の項目を整理しておきましょう。
- 入社当初と現在で仕事内容がどう変わったか
- 担当業務がどれくらい増えたか
- 新しくできるようになったことは何か
- リーダー・教育などの役割が増えたか
- 業務改善の実績があるか
- 数字で説明できる成果があるか
- 企業から評価されているか
- 勤怠は安定しているか
- 今後も現在の派遣先で働きたいか
- 希望する時給はいくらか
- 同条件の求人と比べて現在の時給はどうか
これらを整理してから営業へ相談すれば、「ただ時給を上げてほしい」という話ではなく、具体的な条件見直しの相談になります。
まとめ|派遣の時給交渉は「早めの相談」がポイント
派遣の時給交渉は可能ですが、希望を伝えれば必ず時給が上がるわけではありません。
特に覚えておきたいポイントは次のとおりです。
- 職場見学前は比較的交渉しやすい
- 現在就業中なら契約終了日の1〜2か月前が一つの目安
- 契約更新直前まで待たず、早めに相談する
- 時給交渉では「タイミング」と「根拠」が重要
- 仕事内容や責任が増えたことは交渉材料になる
- 業務改善や新人教育などの具体的な実績も材料になる
- 勤怠や企業からの評価も重要
- 他社の時給だけを理由にするより、自分の仕事内容の変化を伝える
- 営業を通さず派遣先企業へ直接交渉するのは避ける
- 交渉が通らなくても、企業の予算など本人以外の理由もある
私が派遣営業として8年間、多くの時給交渉を経験してきた中で特に感じるのは、「長く働いている」だけではなく、「以前と比べて何ができるようになったのか」が重要ということです。
もし時給アップを希望しているなら、契約更新直前まで待つのではなく、早めに担当営業へ相談してみてください。
その際は、
「次回契約について相談したいのですが、時給についても一度ご相談できますか?」
と伝え、仕事内容の変化や具体的な実績を一緒に説明しましょう。
今回の交渉で時給が上がらなかったとしても、それで終わりとは限りません。
「なぜ今回は難しかったのか」「次回は何があれば交渉できるのか」を営業へ確認しておけば、次の契約更新に向けた材料を作ることができます。
時給を上げたいと思ったら、まずは担当営業へ早めに相談する。
これが、派遣スタッフができる最初の一歩です。
よくある質問|派遣の時給交渉
派遣の時給交渉はいつするのがいい?
これから派遣の仕事に就く場合は、職場見学前が比較的交渉しやすいタイミングです。
すでに就業中の場合は、契約終了日の1〜2か月前を一つの目安にして、次回契約の条件が固まる前に担当営業へ相談することをおすすめします。
契約更新の1か月前でも時給交渉できる?
可能な場合があります。
ただし、企業によっては1か月前の時点ですでに次回契約の方向性や条件が決まっている場合もあります。
できるだけ早めに相談しましょう。
契約更新の2週間前でも交渉できる?
相談すること自体はできます。
ただし、更新直前になるほど営業が企業と条件を調整する時間が限られます。
時給アップを希望するなら、直前まで待たないほうがいいでしょう。
時給を上げてもらうには何を伝えればいい?
「時給を上げてほしい」という希望だけではなく、仕事内容・責任・役割・成果など、以前と比べて何が変わったのかを伝えるのがおすすめです。
派遣の時給はどれくらい上がる?
私自身の派遣営業経験では、50〜100円程度アップするケースが比較的多くありました。
ただし、これはあくまで経験上の目安で、職種・地域・仕事内容・企業の予算・契約条件などによって変わります。
時給交渉を断られたらどうすればいい?
まずは「なぜ今回は難しかったのか」を担当営業へ確認してみましょう。
企業側の予算など、本人の評価とは関係ない理由の場合もあります。
また、「次回交渉するにはどのような実績が必要か」を確認しておくと、次の契約更新に向けて準備できます。
他社のほうが時給が高い場合は交渉材料になる?
比較材料にはなります。
ただし、仕事内容や勤務条件が近い求人で比較することが重要です。
「他社のほうが高いから上げてほしい」だけではなく、自分の仕事内容や経験、企業からの評価なども合わせて伝えましょう。
時給交渉をすると派遣会社との関係が悪くならない?
時給について相談すること自体は問題ありません。
ただし、感情的に要求したり、存在しない他社オファーを持ち出したり、派遣先企業へ直接交渉したりするのは避けましょう。
具体的な実績を整理して、担当営業へ冷静に相談することが大切です。
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